2018年2月22日木曜日

本気で将棋をやって得たもの

こんばんは、高橋久美です。

将棋の藤井聡太6段(2018.2月現在)が
すごいことになってますが、
実は私も将棋やってました。

中学で「運動は無理」と分かったので、
高校では文化部にしようとは思ってました。

「女子は出場すればすぐ全国大会だから、
遠征費で旅行に行けるよ」
と先輩に勧誘されて将棋部を見学。

一応ルールは知ってます、と言うと、
とりあえず一局指すことに。

(この先、将棋用語が出てきますが、
雰囲気なので分からなくても大丈夫です)

見よう見まねで玉を固め、
飛車先を伸ばします。

「うーん、金矢倉に似てるけど・・・」
A先輩は何やらブツブツ言って、
将棋はあっという間に負かされました。

2局目は、駒を並べた後で先輩は、
自陣の飛車角桂香を両手でバシッと
左右に除けました。
6枚落ちのハンデ戦です。

さすがに今度は勝てるだろうと思いましたが、
なんかいつの間にかボロボロ駒を取られて
詰まされてしまいます。

A先輩は実は県では名の知れた有段者で、
弟は奨励会員でした(今はプロ棋士)。


悔しくて、将棋部に入った私は、
学校の勉強はそっちのけで
将棋に没頭しました。

部活は週に1回しかなく、
当時は家にネットもなかったので
本を読むしかありません。

本屋で『駒落大全』を買ってきて
定跡(序盤の指し方)を丸暗記し、
授業中は『三手五手の詰将棋』です。

日曜日はテレビで将棋講座と
NHKトーナメントで勉強。


そして、次の部活の日、
6枚落ちでA先輩に勝利しました。
「勉強したろ?」
と言われ、バレたか、と思いました。

その後、大会に備えて
『立石流四間飛車』という定跡を
伝授してもらい、他の部員にも
たまに勝てるようになりました。

大会では女子が私だけだったので、
出場=優勝でしたが、
男子に混ぜてもらって将棋はできました。

有段者には敵わずでしたが、
立石流で何人かボコせたので
楽しかったです。


大学でも将棋部に入ったのですが、
いよいよ皆、有段者ばっかりです。
大会での私は、いつも皆に勝ち星を与える係でした。

ある大会の予選では、
いきなり優勝候補の有段者に当たってしまいました。

相手は『三間飛車』という戦型で来て、
私も同じ振り飛車等だったので、
一瞬、迷いました。

同じ戦型で相振り飛車にするか、
それとも、居飛車で対抗形にするか。

相振り飛車は、実力差があると一方的になります。
少しでも切り合いができるよう、
私は慣れない居飛車を選びました。

良いようにさばかれるか・・・
と思いきや、意外なチャンスがやってきました。
相手が油断したのかポカをして、
飛車(玉の次に強いキャラ)
がタダで取れてしまったのです。

周囲も気づいてギャラリーが集まり、
ざわつき始めます。

あ、勝てるかも。
と思いましたが、持ち前の
詰めの甘さを発揮して、
無事に逆転負けしました。

しかし、相手は顔を真赤にして
勝ったとは思えない表情です。

「よくがんばった」
「相手、詰んでたよ、
ベタベタ王手すればほら・・・」
ギャラリーは大盛り上がり。

結果は負けでしたが、
すごく清々しい思い出として
強い印象が残っています。


けっこう本気でやったけど、
特段の結果は出ず、
負けてばっかりが嫌になって
大学2年の途中でやめてしまった将棋。

今に何か活かせてるとしたら、
絶望的な状況でも必死にやってれば
チャンスが来ると信じられること。

それから、
自分よりレベルが上の人に食らいつく
「末っ子マインド+可愛がられスキル」ですかね。

みなさんが昔、熱中してたことは何ですか?
何かに繋がってるかもしれません。

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